日本の未来を危惧する言説は絶えない。しかし、日本にはチャンスが示されている。それはケアと科学技術である。

高齢少子社会である今日の日本にとって、ケアという要素は切っても切れない負担であると同時に、それを補って余りある「富の源泉」である。ケアは単に患者や利用者を支えるという範疇を超え、日本に生きとし生ける者が「互いを支え、互いに支えられる」という総ケア時代への切り口としての新しいケアという概念になる。互いに支え合うことはそれ自体が富を創造し、一つ一つは小さいが、着実な経済発展を遂げる礎石となるだろう。

さらに、科学技術は人口が減少する日本において唯一国力を維持成長させるためのツールである。経済成長は単に人口・頭数で決定されるものではない。投下された資金量、さらに産業や社会を支える高度な科学技術の実装化がされたとき、経済成長は起きる。日本は近い未来に最小の人口になったとはいえ、幕末の2.5倍も人口を擁している。これだけの大規模な人口を抱え、高度に洗練された科学技術力があれば、日本の未来は明るい。

重要なことは、未来を信じ、ケアと科学技術への投資を緩みなく、大規模に実施することが日本の未来を黄金期にする唯一の解なのである。

本サイトは、このケアと科学技術それぞれの発展とさらに、この二者の連携によって、真に人間に優しい社会基盤の構築に向けた様々な視点を収集し、発信することを目指している。

「ケアと科学技術」主筆

2025年7月